社民党目標「現有議席維持」 統一地方選運動方針を採択
社民党は18日、全国代表者会議を東京都内で開いた。4月の統一地方選で「現有議席の維持」を目標に掲げた選挙運動方針と活動計画を採択した。福島瑞穂党首は会議で「社民党が日本の政治に必要だ。統一選で全員当選を果たし、地域から党を立て直していく」と訴えた。現職38人を含む計55人の公認候補を統一選で擁立する方針だ。
次期衆院選は比例代表の得票率2%と、4議席獲得を目標とした。
活動計画では、立憲民主党と日本維新の会の国会対応での協調に関し「大きな波紋を投げかけている」と懸念。こうした関係が次期衆院選の選挙協力に発展しかねないとして、社民は立民、共産、れいわ新選組各党との野党共闘を「断固維持し推進する」と明記した。
国会議員も2人と存在感低下にあえぐ中、若年層に求められる政策と党のイメージ転換で世代交代が必要とも強調した。
福島氏は終了後の記者会見で「統一選に向けた意志を固めることができた」とする一方で、立民と関係を深める維新について「新自由主義で、憲法改正を目指す党なので警戒感はある」と語った。〔共同〕