中ロ首脳会談「地域と平和に両国が責任を」 岸田首相

岸田文雄首相は18日、中国とロシアの首脳会談に関し「地域と平和に両国が責任をもって対応していく姿勢を示してもらいたい」と話した。核兵器のない世界の実現に向け「中国とロシアを含む全ての核兵器国を核軍縮に巻き込んでいくことが不可欠だ」と言及した。
ドイツのショルツ首相との共同記者会見で答えた。5月に広島市で開く主要7カ国首脳会議(G7サミット)で「力強いメッセージを発信したい」と話した。
ウクライナに侵攻したロシアによる核の威嚇などで「道のりが一層厳しくなっている」と語った。「厳しい安全保障環境という現実を核兵器のない世界という理想に結びつけていくための現実的かつ実践的な取り組みを進めていく」と言明した。
中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は20日からロシアを訪れてプーチン大統領と会う。

G7サミット(主要7カ国首脳会議)が2023年5月に広島市で開催されます。会議の議題や各国首脳の来日時の動きのほか、開催地・広島おもてなしに向けた準備などのニュースをまとめました。