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20年度の輸出8.4%減 コロナ禍で11年ぶり落ち込み

(更新)

財務省が19日発表した2020年度の貿易統計速報は輸出が前年度比8.4%減の69兆4873億円となった。落ち込みはリーマン危機後だった09年度(17.1%減)以来の大きさ。なかでも新型コロナウイルス禍や半導体不足の影響で生産・販売に打撃を受けた自動車は19.0%減った。

米国向けは16.5%減の12兆4416億円で、欧州連合(EU)向けも6兆3671億円と12.5%減った。いずれも自動車を中心に幅広い品目で減少した。新型コロナからの経済回復が早かった中国向けは9.6%増の15兆8996億円。銅製品や半導体などの製造装置、プラスチックが増えた。アジア全体では40兆5130億円と1.0%減にとどまった。

輸入は11.6%減の68兆1803億円。国内の需要低迷を反映し、原燃料が大幅に減少した。原油は49.2%減、液化天然ガス(LNG)は23.1%減、石炭は31.1%減だった。テレワーク需要の拡大を映し、中国からのパソコンや携帯電話も増えた。

輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1兆3070億円の黒字だった。輸出に比べて輸入の減り幅が大きかったため、3年ぶりに黒字となった。

財務省が同日発表した21年3月の貿易統計は輸出が7兆3781億円となり、コロナの影響が出る前だった2年前の19年3月と比べても2%強多い水準だった。コロナで落ち込んだ前年同月と比べると反動増が大きく、16.1%増えた。

自動車の輸出が11.2%増と足元で回復しているほか、中国向けの銅製品やプラスチックの伸びが続いた。中国向けは37.2%増の1兆6343億円と過去最高を更新。米国向けも4.9%増の1兆2394億円とプラスに転じた。

3月の輸入は5.7%増の6兆7144億円。貿易収支は6637億円の黒字だった。

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