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敦賀原発の審査中断決定、規制委 地質データ書き換えで

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原子力規制委員会は18日、日本原子力発電による敦賀原子力発電所2号機(福井県)の地質データ書き換え問題を巡り、再稼働の前提となる安全審査を一時中断すると決めた。規制委は書き換えの経緯を調べてきたが、別の資料の適切性にも疑問があると判断した。データの根拠が明示されるなど資料の信頼性が確認され、再発防止のめどがたつまでは審査しない。

規制委は18日の定例会合で、敦賀原発2号機の審査の扱いを議論した。同原発は原子炉建屋の直下にある断層が活断層かどうかが安全審査で焦点となっている。今回の中断により、審査の長期化は避けられない情勢となっている。

敦賀原発を巡っては、規制委の指摘により、原電が敷地内の掘削調査による地質の観測記録「柱状図」の一部を無断で書き換えていたことが判明。書き換えたデータは活断層かどうかの評価にも関わるとして規制委は安全審査を2020年2月に中断。同年10月に原電が評価に必要なデータを改めて提出したことを受け、規制委は安全審査の再開を決めていた。

ただ、規制委は安全審査と並行して原電の管理体制を問う検査を進めてきた。21年7月の定例会合で、規制委事務局の原子力規制庁の担当者が「膨大なデータを処理するために必要な業務管理が適切にできていなかったことが確認された」とする中間報告を説明した。

規制委の更田豊志委員長は18日の会合で「科学的な作法にのっとってもらわないと話にならない」との見方を示した。委員からも「審査資料の品質に疑問を持っていた。審査を続けることは適切ではないと思う」との意見が出て、審査の中断を決めた。

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