/

「台湾、国際社会の安定に重要」 防衛相、EU議会で演説

欧州議会でオンライン講演する岸防衛相(17日)

岸信夫防衛相は17日、欧州議会の安全保障・防衛小委員会の公開審議にオンラインで出席した。台湾情勢を巡り中国の軍事力の強化で「中台の軍事バランス(の差)が年々拡大している」と指摘した。台湾の安定は日本の安全保障にとどまらず「国際社会の安定にとって重要だ」と訴えた。

欧州連合(EU)は9月までにインド太平洋戦略をとりまとめる方針で、欧州議会側が岸氏を審議に招待した。防衛省によると、欧州議会に日本の防衛相が出席するのは初めて。

岸氏は欧州の対外貿易の40%を経由する南シナ海で「力による一方的な現状変更が続いている」と強調した。海域の安全は「欧州に直接影響する問題だ」と言及した。東シナ海の情勢や、海警局を準軍事組織に位置づける中国海警法の問題点についても説明した。

こうした一方的な試みは「欧州でもみられる」と述べ、ロシアによるウクライナ侵攻を例示した。「権威主義との競争という課題に、日本とEUが協力して対応することが必要だ」と力説した。

フランス、米国と3カ国で5月に開いた離島防衛の共同訓練も紹介した。オランダやドイツがフリゲート艦をインド太平洋地域に派遣する動きも歓迎した。

出席議員からはサイバー防衛に対する取り組みや、日本の防衛費などへの質問が出た。岸氏は「中国が軍事費を極めて大きくしている」と発言。「軍拡競争に乗ることを考えているわけではないが、宇宙やサイバーなどの技術に投資したい」と語った。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン