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10月の貿易統計、自動車は36%減 輸出額の伸び率縮小

貿易赤字は3カ月連続

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財務省が17日発表した10月の貿易統計速報によると、輸出額は前年同月比9.4%増の7兆1840億円だった。伸び率は5カ月連続で縮小した。新型コロナウイルス禍の部品調達難が続き、自動車が36.7%減ったことが響いた。原油高で輸入額も3割弱増え、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は673億円の赤字。赤字は3カ月連続となる。

自動車輸出は36.7%減の6692億円だった。東南アジアでの新型コロナ感染の再拡大による供給網の乱れを受けた減産の影響が続いているとみられる。台数ベースでも35.7%減った。輸出額は新型コロナ禍の反動で前年同月比で2ケタの伸びが続いていたが、鈍化が鮮明になった。

米国向けの輸出額は1兆3030億円で0.4%増えた。自動車が46.4%減った一方で、半導体製造装置(72.1%増)やパワーショベルなどの建設用・鉱山用機械(49.6%増)などが輸出額を押し上げた。

アジア向けは15.0%増の4兆2447億円となり、この地域向けでは統計を遡れる1979年1月以降で過去最高の輸出額となった。パキスタン向けなどの鉄鋼製品が76.4%増えた。数量ベースでは1割増にとどまっており、鉄鋼製品の価格上昇が輸出額を押し上げたようだ。台湾向けの半導体製造装置なども全体の伸びをけん引した。

中国向けの輸出額も1兆5968億円と9.5%増えた。EU向けも12.1%増だった。

輸入額は26.7%増の7兆2514億円だった。アラブ首長国連邦(UAE)を中心とする原油の輸入額が6175億円と81%増えた。石炭、液化天然ガスの輸入額もそれぞれ2.3倍、67.6%増となるなど、エネルギー関連の伸びが全体を押し上げた。

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