政府、中国海警船に退去求める　尖閣周辺接続水域航行で

松野博一官房長官は16日の記者会見で、沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域に15日に入った中国海警局の船4隻に退去を求めたと話した。中国に外交ルートを通じて直ちに立ち去るよう要求したと説明した。

4隻のうち1隻は推定76ミリ砲と大型の機関砲を搭載している。同水域を航行した中国船の砲では過去最大だとみられる。

松野氏は「引き続き緊張感を持って尖閣諸島周辺の警戒監視に万全を尽くすとともに、中国側に対しては冷静かつ毅然と対応していく」と述べた。