携帯料金、官製値下げ効果まだ 格安登場でも1割どまり
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政府が推し進めた携帯電話通信料の「官製値下げ」の効果がまだ見えない。菅義偉前首相が携帯大手などに迫り、各社は2021年春までに格安プランを投入。1年以上たった今、その効果が表れているかと思いきや、通信料の支払いは直近のピークから1割ほどの減少にとどまる。意外にもプランの見直しに慎重な利用者が多いことが背景にあるようだ。
総務省の家計調査をもとに2人以上世帯の携帯通信料を分析した。通信料は口座振替...
暮らしの身近にある品物、様々なサービスの値段に着目。家計の目線でビジネスや消費の変化に迫ります。