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大規模接種、自治体と二重予約の回避呼びかけ 防衛省

(更新)
ワクチン大規模接種会場の予約受付について、記者会見する中山防衛副大臣(16日、東京都新宿区)

防衛省・自衛隊の運営する大規模接種センターは17日に予約の受け付けを始め、本格稼働する。予約には自治体が配る接種券番号と生年月日の入力が必要となる。同省は自治体側による接種と二重に予約しないよう呼びかけた。

中山泰秀防衛副大臣は16日の記者会見で、国のセンターで予約する場合は各市区町村の予約を取り消すよう求めた。「二重予約はワクチンの無駄になってしまう」と強調した。

国や市区町村でそれぞれ当日のキャンセルが相次げばワクチンの廃棄につながりかねない。二重予約を防ぐ仕組みをつくるのはシステム上、難しいという。予約管理は利用者の各自の判断に委ねられることになる。

今回の国の大規模接種では東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、京都、兵庫の7都府県に居住する65歳以上の高齢者が段階的に予約できるようにする。対象の都府県に住民票はないものの居住実態のある単身赴任者などは6月7日以降、可能にする。

予約サイトに接種を受けたい日付と時間を30分単位で選ぶ。開設時間は午前8時から午後8時までだ。

1回目の接種時に2回目に接種する日時を指定する。指定された日が難しい場合は予約サイトで別の日の予約を取り直す。

政府は近く薬事承認される見通しの米モデルナ製のワクチンをセンターでの接種に使う方針だ。自治体による接種は米ファイザー製を使用している。国の会場で1回目を受けたら、2回目も同じ会場を訪れる必要がある。

新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場で進む設営作業(16日、東京都千代田区)

国のセンターでの予約が始まれば、利用する高齢者にとっては自治体側の接種と同時並行で進むことになる。両方で予約を取って都合のいい方で接種することなども考えられる。

東京・大阪両会場の接種期間は24日から3カ月間程度とする。当初は東京で1日5000人、大阪で2500人程度を受け入れる。最大で東京1万人、大阪5000人まで増やす。政府は高齢者の接種を7月末に終わらせる目標だ。

東京は大手町合同庁舎3号館(千代田区)、大阪は府立国際会議場(大阪市北区)に設置する。ともに地下鉄などの駅から近いが、政府は近隣の大きな駅からのアクセスをしやすくするため、交通面の支援も検討している。

当日は接種券と運転免許証などの本人確認書類が必要だ。接種券に同封されている予診票をあらかじめ記入して持参するとスムーズに受け付けができる。

受け付けの後は医師による問診、接種、経過観察の流れになる。防衛省は受け付けから接種までの時間はおおよそ30分と説明する。新型コロナの感染防止のため動線が重ならないよう配慮する。

東京の会場は低層階と高層階に接種会場がある。階段の利用が難しい高齢者にはエレベーターで高層階の会場を案内する。トイレのバリアフリー化など改修も進める。

会場の外には予約時間まで待てるよう仮設の建物を設ける。会場の「密」を避けるため、防衛省は「できるだけ予約時間ちょうどに来場してほしい」と求めている。接種期間が真夏に重なるため、熱中症予防も課題になる。

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