共産党除く国対会合、次は開かず 立憲民主党・馬淵氏
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立憲民主党の馬淵澄夫国会対策委員長は15日、共産党を除く野党国対幹部の会合を今後は開かないと表明した。14日に開催したものの共産党が反発したため。
14日は立民と日本維新の会、国民民主党のほか、無所属でつくる会派「有志の会」の国対幹部が出席した。2022年度予算案の審議日程などについて情報交換した。
馬淵氏は15日、会合に招かなかったことを共産党とれいわ新選組の担当者に謝罪した。「我々の配慮に欠いた行動で結果としてご迷惑、不快な思いをさせた」と国会内で記者団に語った。
同様の会合の再開催について「考えていない」と強調した。「基本方針として全ての政党と(2党間の)会談を重ね共闘をはかってきた。今後もそのような形で信頼関係を築きたい」と述べた。
14日の会合は有志の会の求めで開いた非公式のものだと説明した。立民幹部によると共産党の参加に難色を示す党があったため呼ばなかったという。立民は共産党とは個別に会談した。
共産党の小池晃書記局長は14日「わが党だけを協議の場から外し、維新を野党として扱えば、野党の立場が問われる」と批判していた。
国民は2021年衆院選後、立民、共産両党との国会運営を巡る協議から離脱した。立民は野党各党と個別に話し合う形式に切り替えていた。