れいわの山本太郎代表、参議院選出馬へ 衆院議員は辞職
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れいわ新選組の山本太郎代表は15日、国会内で記者会見し、衆院議員を辞職して夏の参院選に選挙区候補で出馬すると表明した。衆院に議員辞職願を提出した。参院選で議席を増やし、予算委員会への出席や本会議での代表質問の権利を得たいと述べた。
山本氏は衆院1期目。2021年衆院選で比例代表単独で東京ブロックから立候補して当選した。山本氏の辞職が許可されれば、同党比例で次点の櫛渕万里氏が繰り上がる見込みだ。
山本氏は19年参院選の3カ月前に同党を立ち上げ、所属していた自由党を離党した。参院選では比例代表で他党も含めた個人票で首位となる99万票を獲得し、れいわは2議席を得た。優先的に当選させる人を事前に決める「特定枠」に他の新人2人を充て、山本氏自身は落選した。
山本氏は15日の記者会見で参院選後は当面、国政選挙の予定がないとの見通しを示し「その間の政治の暴走をなんとしても食い止めなければならない」と強調した。
任期途中に辞職してくら替え出馬することへの批判には「れいわで票をもらい優先順位で上がった。辞職しても議席は失わない」と反論した。参院選で当選すれば6年間の任期を全うすると言及した。

2022年夏の参議院選挙(6月22日公示・7月10日投開票)は岸田文雄首相にとって事実上、初めて政権運営の実績が評価される場となります。ニュースや解説、各党の公約、候補者情報などをお伝えします。