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「断固たる措置取る考え変わらず」、円安加速で財務相

鈴木俊一財務相は15日、外国為替市場の円相場が一時1ドル=148円台後半まで急落したことについて「過度な変動がある場合は断固たる措置を取る考えにいささかも変わりはない」と述べた。成田空港で記者団の取材に応じた。政府・日銀は9月に円買いドル売りの為替介入を実施したが、その後も円安が加速しており再度の介入も辞さない姿勢を改めて示した。

日米金利差の拡大を背景に、投機筋も含め今後も円売りの動きが続くとの見方が根強い。市場では、再度の為替介入への警戒感がくすぶる中、鈴木氏は「高い緊張感を持って市場の動向を注視している」と述べた。

鈴木氏は14日に開かれた米ワシントンでの国際会議での声明で、外国為替市場の急激な変動を「極めて憂慮している」と強調。9月に実施した為替介入は急速な円安ドル高に歯止めをかけるためだったと説明し、理解を求めた。

声明では、為替介入前の円相場は投機的で「過去にないような急速で一方的な動き」だったと指摘。相場は原則として市場で決まるが、過度な変動は経済や金融の安定に「悪影響を与え得る」との認識を示した。

為替動向がインフレや債務問題に及ぼす影響を国際社会としても注視し、適切に対応する必要があるとした。〔共同〕

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