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大規模接種予約 東京は45分で4割、大阪26分で枠埋まる

高齢者向け 7都府県全体は31日から

(更新)
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特設サイトで大規模接種センターの予約が始まった(17日)

国が運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターの予約が17日からスタートした。まずは午前11時ごろに東京23区内に住む65歳以上の高齢者を対象にインターネットで受け付けを始めた。防衛省によると、開始から45分間で2万件超の予約が入った。

大規模接種センターの東京会場の予約について、午前11時45分時点で24~30日の5万回分の枠のうち2万1000回分が埋まった。

大阪市内の居住者向けも午後1時ごろに始まった。防衛省のホームページや対話アプリ「LINE」を経由した特設サイトで申し込める。接種券番号や生年月日などの情報を入力する必要がある。電話予約はできない。自治体から送られる接種券を保有し、未接種であることが条件になる。

17~23日に予約できるのは東京23区と大阪市内に居住する65歳以上で、1回目の接種は24~30日を予定する。2回目の日時は1回目の接種時に会場で伝えられる。予約の集中でシステムがダウンするのを防ぐため、段階的に対象者を広げる。

24日からは東京都と大阪府の全域の居住者が予約できるようになり、1回目の接種は31日からを想定する。埼玉、千葉、神奈川、京都、兵庫を含む7都府県の居住者が予約可能になるのは31日からで、接種は6月7日の開始を計画する。

大規模接種会場での接種は24日から3カ月程度を見込む。東京、大阪両会場で米モデルナ製のワクチンを使用する。自治体による接種では米ファイザー製を使っている。

防衛省は自治体側による接種と二重に予約しないよう呼びかける。国のセンターと市区町村のシステムがつながっておらず、当日のキャンセルが相次げばワクチンの廃棄につながりかねない。

加藤勝信官房長官は17日午前の記者会見で「大規模接種センターでの接種を希望する方々は、自身が市区町村で予約をしていないことを必ず確認してほしい」と訴えた。

政府が東京と大阪以外で大規模接種センターを設ける予定はない。加藤氏は「自治体の大規模接種会場の設置に要する費用の補助は国がする。接種が円滑に進むよう体制整備を全力で支援していく」と語った。

防衛省・自衛隊は全国の駐屯地などに所属する医師・看護師らを都内や大阪府内に集めて事前準備に入る。大都市圏で遅れがちなワクチン接種の加速の切り札とする。

東京会場となる大手町合同庁舎3号館(東京・千代田)では17日午前、接種に関わる自衛官や民間看護師が一堂に集まった。自衛隊法に基づき、特別部隊を編成した際に開く「編成完結式」を実施した。

中山泰秀防衛副大臣は式に集まった120人の自衛官らに「自衛隊の歴史で初めてのオペレーションだ。自衛隊の経験を結集し、完遂できるようお願いする」と述べた。終了後、記者団に「安心できる接種会場づくりを目指したい」と語った。

大阪府立国際会議場(大阪市北区)に置く大阪会場も17日午後、編成完結式を開く。

東京会場には医師資格を持つ自衛官「医官」を50人、看護師資格を持つ「看護官」ら130人を張り付ける。110人の民間看護師が常時勤務する。大阪は医官30人、看護官ら70人を配置する。民間看護師は常時90人を置く。1日の接種能力は東京が1万人程度、大阪が5000人程度となる見通しだ。

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