/

小泉氏ら3閣僚が靖国参拝 終戦の日、安倍前首相も訪問

首相は玉串料奉納

(更新)
終戦の日を迎え、靖国神社を参拝する人たち(15日午前、東京・九段北)=共同

小泉進次郎環境相と萩生田光一文部科学相、井上信治科学技術相が15日午前、終戦の日にあわせて東京・九段北の靖国神社を相次ぎ参拝した。自民党の安倍晋三前首相らも同日午前に参った。菅義偉首相は私費で玉串料を奉納し、参拝は見送った。

小泉、萩生田両氏は安倍内閣の閣僚だった2020年8月15日にも訪れている。現職閣僚による終戦の日の訪問が確認されたのは両氏ら4閣僚が参拝した20年に続き2年連続となった。17~19年は終戦の日の閣僚訪問は確認されていない。

萩生田氏は参拝後、記者団に「自国のために尊い犠牲となられた先人のみなさんに尊崇の念をもってお参りするのは自然な姿だ。ご理解をいただけると思う」と述べた。

靖国神社の参拝を終えた萩生田文科相(右、15日午前)=共同

13日には岸信夫防衛相と西村康稔経済財政・再生相が終戦の日を前に靖国神社に参っている。

首相は20年9月の就任以来、靖国神社を参拝していない。現職の首相が終戦の日に玉串料を奉納するのは2013年当時の安倍晋三首相から9年連続となった。

安倍氏は15日の参拝に際し「衆議院議員 安倍晋三」と記帳した。記者団に「母や父、友や子、愛する人をのこし、祖国の行く末を案じながら散華された、尊い命を犠牲にされたご英霊に尊崇の念を表した」と語った。

靖国神社を参拝し、記者団の取材に答える安倍前首相(15日午前)=共同

安倍氏は12年の第2次安倍政権発足後、13年12月に靖国神社を訪れた。中国や韓国が強く反発し、米国は「失望」を表明した。それ以降は20年までの首相在任中、終戦の日を含めて靖国神社に参らなかった。

首相退任後、20年9月に参拝し「前内閣総理大臣 安倍晋三」と記した。同年10月にも2カ月連続で足を運んだ。21年4月には春季例大祭にあわせて訪問した。

自民党の下村博文政調会長も15日、靖国神社を訪れた。高市早苗前総務相、稲田朋美元防衛相、鷲尾英一郎外務副大臣らも個別に参った。

超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は会長の尾辻秀久元参院副議長らが代表して参拝した。新型コロナウイルスの感染が広がっているため、20年に続いて集団でそろって訪問するのを見送った。

靖国神社は極東国際軍事裁判(東京裁判)のA級戦犯を合祀(ごうし)している。

韓国外務省の報道官は15日、首相による玉串料奉納や閣僚の参拝を受け「深い失望と遺憾を表する。日本の責任ある人物が歴史への謙虚な省察と真摯な反省を行動で示すよう求める」との論評を出した。

中国外務省の華春瑩報道局長は「靖国神社は日本軍国主義が侵略戦争を起こした象徴だ」とコメントした。「中国側はすでに外交ルートを通じて日本側と厳正に交渉し、強い不満と断固とした反対を表明した」と強調した。

政治・外交 最新情報はこちら

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン