OB怒るガソリン補助金 エネルギー庁半世紀の手詰まり
江渕智弘
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ガソリン価格を抑える補助金制度が始まった。市場機能を重視する経済学者だけでなく、身内からも批判が出ている。「ずっとやってこなかったことを本当にやるのか」。資源エネルギー庁幹部は11月、退官した先輩らから怒りの声を聞いた。
エネ庁は第1次石油危機の1973年に発足した。化石燃料に税金をかけ、それを原資に省エネを進め、原油高の影響を和らげることに努めてきた。価格を抑える介入は伝統に反する。現役幹部も...
ニュースの裏側や隠れた視点、次の展開を読む動きを紹介するコラムです。原則、週初に公開します。
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