子どもへの性暴力、教員以外も対策議論 超党派PT創設へ

与野党の有志議員は14日、国会内で超党派の「子ども性暴力根絶プロジェクトチーム(PT)」の設立に向けた準備会合を開いた。教員による児童生徒性暴力防止法の成立を受け、教員以外でも保育士や塾講師など子どもに関わる職業での性暴力を防ぐ方策を検討する。
同法は付則で、施行後に児童生徒と接する他の資格でも性的な被害を防ぐよう検討する条項を盛り込んだ。座長を務める自民党の馳浩氏は会合で「文部科学省の後押しなど、広範にわたる課題を情報共有してやっていく」と述べた。必要があれば新たに法整備する考えも示した。
付則は性犯罪歴を照会する制度の創設などを念頭に置く。PTは英国の犯罪歴確認制度を参考に、子どもに関わる仕事に就く際に性犯罪歴がないかを確認するしくみの創設などを議論する。