「2プラス1、大臣同士が腹を割る」岡田直樹地方創生相
総理番が選ぶ「きょうの一言」(10月14日)

「河野デジタル相と私が政治主導で進める。大臣同士が率直に腹を割って語り合って調整すべき案件を選んでいきたい」(2022年10月14日、閣議後の記者会見で)
岡田直樹地方創生相は14日、「2プラス1」大臣会合の今後について問われて答えた。2プラス1とは規制改革を担う岡田氏と河野太郎デジタル相がタッグを組んで閣僚と個別に会談し、それぞれが担当する政策で規制緩和を促す枠組みを指す。
初めての相手として加藤勝信厚生労働相を選び11日に会談した。対面を義務付けるハローワークでの手続きのオンライン化などで折り合った。
2プラス1は河野氏が菅義偉政権で規制改革相を務めた際、当時の平井卓也デジタル相と取り入れた手法だ。河野氏は8月の就任時の記者会見で、規制改革相時代の2プラス1を「大臣を呼び出して張り倒すということをやった」と振り返った。
堅実な仕事ぶりに定評がある岡田氏は相手の閣僚を配慮して「腹を割る」との表現を用いたともとれる。2人が柔と剛をうまく組み合わせることが成果を導くカギになる。