高速「22世紀に無料」も空手形か 借金完済、道筋見えず
河野祥平
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首都高速湾岸線の荒川湾岸橋。1978年に開通した首都高を代表する橋の一つを訪れると、補修・補強工事が進められていた。橋を支える鋼材はところどころ広範囲で塗装がはげ、腐食も進んでいる。多くのボルトではサビが目立ち痛々しいばかりの光景だ。
鋼材の腐食や破断を放置すれば大規模事故につながるリスクも大きい。塗装の塗り替えや部材交換を急ぐ首都高速道路の増井隆点検・補修推進課長は「補修には膨大な費用や労力を...
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