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希望者接種、11月完了視野に 国内「2回」5割超え

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新型コロナのワクチンを2回接種した人がようやく人口の5割を超えた

新型コロナウイルスワクチンの接種を2回終えた人の割合が人口の5割を超えた。11月に希望者全員への接種を済ませる道筋が視野に入ってきた。2回完了した人のうち半数近くが高齢者で、進捗の地域差も目立つ。政府は希望者への接種完了を前提にコロナ対策の行動制限を緩める方針だ。経済の正常化へ自治体間のワクチン偏在の解消や現役世代への接種の促進がなお課題になる。

自治体の集団接種会場や職場などで1日100万回超の接種ペースが続いている。政府が各都道府県の最終的な接種率の見込みを集計したところ、全国平均で対象となる12歳以上の88%程度になるという。12歳未満も含めた全人口を分母にした接種率に換算すると8割ほどだ。

米欧などは接種率が5~6割を超すと伸び悩むワクチン接種の「壁」に直面してきた。日本はこのまま接種が順調に進めば壁を乗り越え、11月の8割達成が視野に入ってくる。

すでに接種拡大の効果は出てきている。接種歴別に10万人あたりの新規感染者数(9月1~3日)をみると、未接種者は59.9人だったのに対し、2回接種を終えた場合は4.5人だった。

65歳以上の高齢者は2回接種完了した割合が88%に達した。厚生労働省は接種拡大で第5波の7~8月に高齢者8000人以上の死亡を抑えたとの推計を示している。

政府は9月9日、希望者にワクチンが行き渡る時期を見据え、段階的に行動制限を見直す方針を示した。接種歴や検査陰性の証明を活用し、飲食店の営業時間や酒類提供、会食の人数などの制限を緩和する。

政府の新型コロナ感染症対策分科会は3日、感染力の強いデルタ型の拡大などを踏まえ「全ての希望者がワクチン接種を終えたとしても社会全体が守られる意味での集団免疫の獲得は困難」と提言に明記した。

ワクチンの効力が時間の経過とともに低下するとのデータも出てきている。政府は3回目の追加接種(ブースター接種)に向けた準備も進める。

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