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日米首脳、対中国政策擦り合わせ 日本の防衛費増を支持

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【プノンペン=重田俊介】岸田文雄首相は13日、訪問先のカンボジアの首都プノンペンでバイデン米大統領とおよそ40分会談した。14日に控える米中首脳会談に向けて日米の方針を擦り合わせた。バイデン氏は日本による防衛費増額を支持すると表明した。

日米首脳の正式な会談はドイツでの主要7カ国首脳会議(G7サミット)にあわせた6月以来で5カ月ぶりとなる。9月にニューヨークで協議した際は非公式な「懇談」の形式にとどめた。

中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席とバイデン氏の対面での初会談に向け、日米首脳間で対応を確かめた。中国を念頭に「力による一方的な現状変更の試みは許してはならない」と確認した。抑止力と対処力の強化で一致した。

首相は日本の防衛力強化と防衛費の相当な増額を説明し、バイデン氏は支持すると表明した。年末に国家安全保障戦略を改定し、反撃能力の保有を検討している。日米は年明けに日米の外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を開き自衛隊と米軍の役割分担を詰める。

ホワイトハウスによると両首脳は台湾海峡の平和と安定を維持する考えを共有した。「ルールに基づく経済秩序を守る重要性」を訴え、サプライチェーン(供給網)強化などで協力する。中国に対抗する意向を示す。

バイデン氏は弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮を非難し、日本の防衛に関与する方針を改めて伝えた。

習氏は10月の共産党大会で総書記として3期目に入り権力基盤を固めている。軍事力を拡大する中国に加えて北朝鮮はミサイル発射を繰り返し、7度目の核実験に踏み切る可能性もある。

日本は2023年5月に広島市でG7サミットを開く。バイデン氏は日本の成功を支援すると強調し「首相の故郷である広島の訪問を楽しみにしている」と言及した。バイデン氏は「核なき世界」を理想に掲げており、被爆地の訪問で核軍縮に向けた機運を高める考えだ。

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