首相「米価下落で特別枠活用」 JA全中会長と面会

岸田文雄首相は12日、首相官邸で全国農業協同組合中央会(JA全中)の中家徹会長と会った。新型コロナウイルス禍での外食需要の停滞などによる米価下落を「深刻な課題だ」と話した。「特別枠を活用することで販売支援をしっかり行う」と言及した。
首相は11日の衆院本会議で「需要減に対応する15万㌧の特別枠を新たに設ける」と言明していた。特別枠を設定してコメの保管経費などを補助する支援策を想定する。中家氏との面会で農家の所得向上に向けた取り組みにも意欲を示した。