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衆院議長、皇族確保策「時間かけ検討」 与野党に呼びかけ

岸田文雄首相は12日、皇族数の確保策を盛り込んだ政府の有識者会議の報告書を国会に提出した。国会内で細田博之、山東昭子衆参両院議長らと会談して手渡した。会談後、細田氏は記者団に「各党が持ち帰って十分に時間をかけて検討してもらう」と語った。

細田、山東両氏は12日、首相の報告を踏まえ連名で談話を出した。「政府の検討結果や国民各層における幅広い議論を踏まえつつ慎重かつ丁寧に検討を進めていきたい」と強調した。

与野党の代表者を18日に集め、松野博一官房長官から報告書の説明を受ける。その後、各党にまずは党内で議論するよう呼びかける。

細田氏は12日、今後の進め方について記者団に「様々な意見があり勝手に主導権を持つわけにはいかない」と話した。

国会への報告は2017年6月に成立した天皇退位に関する特例法の付帯決議に基づく。政府が「安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の創設等」を退位後速やかに検討し国会に報告するよう求めていた。

政府の有識者会議の報告書は女性皇族が結婚後も皇室に残る案と旧皇族の男系男子を養子にする案を記し、皇族数の減少対策を提示した。女性・女系天皇の是非や女性宮家の創設などの皇位継承策は先送りした。

首相は報告書を「尊重する」として国会に報告した。議論の場は与野党での協議に移る。

自民党の茂木敏充幹事長は12日、党本部で記者団に「丁寧な議論が積み重ねられ非常にバランスの取れた報告書になっている」と指摘した。党内での議論について「事柄の性質上、静かな環境で意見集約を進めていきたい」と説いた。

党内は男系男子による皇位継承を維持すべきだとの意見が多くあり、皇位継承策の議論に慎重論が消えない。

野党には安定的な皇位継承策を正面から取り上げるべきだとの意見があり、与党と溝が生じている。

立憲民主党の野田佳彦元首相は「諸課題を先送りしている。女性宮家の言葉が全く出てきていない」と批判する。野田氏は同党で皇位継承策を検討する委員会のトップに就く。

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