国債利払い費1割転用 10年で11.9兆円、補正の隠し財源
国費解剖
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政府が巨額の借金をまかなうために用意した国債費が「隠し財源」として使われる実態が見えてきた。2012~21年度の利払い費予算の12%に当たる11.9兆円が景気刺激など他の政策に転用されていた。日銀の金融緩和で金利が下がり、利払い費が常に余る状況が生み出された。金利が上昇に転じれば、同じ発想で財政を運営することはできなくなる。
政府は国の借金である国債の償還や利払いに充てる国債費を予算で準備する。...
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財政が悪化する中、危機対応や経済成長を名目に膨らむ歳出には無駄が潜んでいます。不透明な国費の使われ方を解剖します。
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