岸田首相「経済対策、前倒しで」 自公幹部と相次ぎ面会

岸田文雄首相は11日、首相官邸で自民、公明両党の幹部と相次ぎ個別に面会した。政府が10月末にまとめる総合経済対策や今後の国会運営について意見交換した。
自民党の茂木敏充幹事長と40分程度、同党の萩生田光一政調会長とおよそ30分間会談した。首相と茂木氏は「対策を前倒しで打ち出し、大胆な内容にする」との考えで一致した。
萩生田氏は18日にも総合経済対策に関する党の提言を政府に申し入れると表明した。会談後、記者団に「経済対策の目指す方向や規模感について首相と2人で打ち合わせをした」と語った。
首相はこれに先立ち、公明党の山口那津男代表と昼食をともにしながらおよそ1時間話した。山口氏は物価高対策として「電気、ガス料金の高騰を抑えるため前例のない思い切った対策を示してもらいたい」と首相に伝えた。首相は「できるだけ早めに考え方を示したい」と話した。