防衛装備品協定、シンガポールと交渉入り 岸田首相表明

【シンガポール=根本涼】岸田文雄首相は10日、シンガポールと防衛装備品・技術移転協定の締結に向けた交渉を開始すると表明した。アジア安全保障会議(シャングリラ会合)の講演で明らかにした。同協定は日本から防衛装備品を輸出するのに必要になる。
首相は11日にシンガポールのリー・シェンロン首相と会談する。
東南アジアとはフィリピンやマレーシア、インドネシア、ベトナム、タイと結んだ。岸田首相は講演で「東南アジア諸国連合(ASEAN)各国との間で協定の締結を進め、ニーズに応じた具体的な協力案件を実現していく」と述べた。