ワクチン4千万回分廃棄 モデルナ製の従来型

厚生労働省は10日、新型コロナウイルスの従来型に対応した米モデルナ製ワクチンが有効期限を迎え、供給を受けた約1億4300万回分のうち約4610万回分が廃棄されたと発表した。同ワクチンの使用は11日で終了する。
モデルナとの従来型ワクチンの供給契約は2020年10月に締結。約9690万回分が国内に配送され、約7910万回分が使われた。各地に残っている約1780万回分は順次、廃棄される見通し。同社製のオミクロン型対応ワクチンは引き続き使われる。
従来型ワクチンは中国・武漢で当初流行したウイルスに合わせた製品で、現在はオミクロン対応型の接種が進んでいる。〔共同〕
- 【関連記事】武田薬品のコロナワクチン、政府が購入取り消しへ