岸田氏「怒鳴ってはチーム力発揮できない」 自民総裁選

自民党総裁選に出馬を表明した岸田文雄氏は10日、高市早苗氏や河野太郎規制改革相との違いを問われ「聞く力とチーム力だ」と話した。「怒鳴ってばかりではチーム力は発揮できない」とも語った。トップダウン型のリーダーとの評価がある河野氏を念頭に置いた発言とみられる。
国会内で記者団の取材に答えた。河野氏は同日に立候補を宣言した。岸田氏は「自民党が政治の幅広い選択肢を示せる政党だと示す重要なチャンスだ。活発な論戦で党の信頼回復につなげていきたい」と述べた。
自身が総裁になれば「全員野球で官僚も含め、多くの関係者としっかりしたチームを組む」と力説した。

菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選には河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子の4氏が立候補。9月29日に投開票され、岸田氏と河野氏の決選投票の結果、岸田氏が新総裁に決まりました。岸田氏は10月4日召集の臨時国会での首相指名選挙を経て第100代首相に就任しました。