自民議連「停止原発の緊急稼働を」 燃料高騰対策で決議

自民党の電力安定供給推進議員連盟(会長は細田博之衆院議長)は10日、国会内で会合を開きエネルギー価格高騰に関する緊急決議をまとめた。政府に「現在の危機を乗り越えるため、停止中の原子力発電所の速やかな稼働を決定する」よう訴えた。近く政府に申し入れる方針だ。
稼働している原発の運転継続に加えて停止中の原発について「安全の確保を優先しつつ緊急的に稼働させ、国民生活を守るための措置を講じる必要がある」と強調した。
ロシアのウクライナ侵攻を受けた原油価格の高騰について「電気料金や電力の安定供給に影響を及ぼしうる危機的状況だ」と指摘した。
議連事務局長の高木毅国会対策委員長は会合で「国際競争力に影響が出る。原発をどのようにしていくべきか、いまこそ議論すべきだ」と主張した。
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