野村克也氏から学ぶODA　金を配るは下、信を築くが上

ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の開催で盛り上がる野球界。プロ野球ヤクルトの監督として黄金期を築いた野村克也氏は人生哲学の教え手としても知られた。

有名なモノの一つが「財を遺（のこ）すは下、仕事を遺すは中、人を遺すを上とする」。近代日本の政治家、後藤新平の言葉を好んで引用し、人を育てる価値を説いた。

最近、このノムラの教えをふと思い出すことがあった。政府開発援助（ODA）をはじめとす...