気温上昇のIPCC報告、執筆に携わった専門家2人に聞く
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国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が9日に公表した報告書は、人間が地球温暖化を引き起こしたことを「疑う余地がない」と断じた。豪雨や熱波、干ばつなどの極端な気候や自然災害が温暖化によりさらに悪化すると予想した。気候変動の専門家として報告書執筆に携わった江守正多・国立環境研究所地球システム領域副領域長と渡部雅浩・東京大学大気海洋研究所教授に報告書の意義や必要な取り組みを聞いた。
「災害への備えも前倒しを」 江守・国立環境研副領域長

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