5月のワクチン配分、河野氏「来週にも都道府県に通知」
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河野太郎規制改革相は11日のNHK番組で、5月からの高齢者向けの本格接種に使う新型コロナウイルスワクチンの配分量の調整を進めていると説明した。「来週あたりから都道府県に配分量をお知らせし、都道府県が各市町村への配分を決める」と述べた。
高齢者向けのワクチン接種は12日に始まる。当初はワクチンの供給量が限られるが、大型連休前後から増え、各地での接種も本格化する見通しだ。
河野氏は5月10日からの接種のために供給する分を巡り「自治体の要望が配送できる量を少し超えている」と語った。調整していると説いた。
現在、ワクチンは海外からの輸入に頼っている。河野氏は「国内でワクチンの開発、生産ができれば非常に供給が楽になる」と指摘した。「国としてもサポートしていかなければならない」と強調した。
ワクチンの意義について「副作用は起きるが、それを分かったうえでも有効性は非常に高い」と言明した。そのうえで「多くの方に打つという判断をしてもらいたい」と呼びかけた。