オバマ元大統領のメッセージ 核軍縮の国際賢人会議
核軍縮を議論する国際賢人会議へ米国のオバマ元大統領が10日に寄せたビデオメッセージは以下の通り。

初めて広島を訪れたときのことを私は決して忘れることはない。それは世界中の核兵器の脅威を減らすという私自身の決意を強めた瞬間だった。本日、皆様がここに集われたのはまた同様のコミットメントによるものだ。
ご存じの通り、これは非常に困難な課題だ。しかし私たちは過去に進展を得てきたことは朗報といえる。冷戦期のピークから私たちがどれほど多くの世界の核兵器を削減してきたか考えてみてほしい。
現在は近年いくつかのもどかしい逆行があり、わずかな進展でさえも多大な努力が必要であるということを私たちは知っている。しかし同時にこの努力にはそれに見合う価値があることもわれわれは知っている。
私たちは子孫のために核兵器のない世界を追求する責任がある。国際的なリーダーたちによるこのグループは私たちがそれを実現するために必要な協力をまさに体現している。
岸田文雄首相、広島に集われた皆様に、このビジョンの実現にわれわれを近づけてくれることに感謝する。