国交省の情報開示不十分 立民・泉氏、沈没事故巡り
立憲民主党の泉健太代表は9日の党会合で、北海道・知床半島沖の観光船沈没事故を巡り、国土交通省の情報開示が不十分だと批判した。観光船運航会社に対する過去の行政指導について説明を求めても、特別監査中だとの理由で拒否されたとして「隠蔽と言われても仕方がない」と訴えた。
行政指導や運航会社が提出した改善報告書の確認は「国会の責務だ」と強調。「速やかに開示し、説明責任を果たすべきだ」と主張した。
立民の馬淵澄夫国対委員長は国交省側と会い、説明を要求。面会後、記者団に「開示できないの一点張りだった」と不快感を示した。10日に同省へのヒアリングを行うと明らかにした。
国交省や運航会社によると昨年、座礁など2件の事故を起こしたとして行政指導を実施。同社は改善報告書を提出した。〔共同〕