/

変異型の退院基準緩和 病床逼迫で従来型と同じに

変異ウイルス患者の入院長期化が、病床逼迫の一因になっていた(2020年12月、大阪市住吉区の大阪コロナ重症センター)

厚生労働省は変異した新型コロナウイルスに感染した入院者の退院基準について従来型の患者と同じ内容に緩和した。関連する事務連絡を8日付で改訂し、自治体に通知した。これまでのPCR検査で2回陰性を確認するなどの厳しい基準では入院が長期化しやすく、感染が急拡大する地域で病床が逼迫していた。

従来型ウイルスの基準では軽症・中等症ならば発症から10日間、人工呼吸器などを使う重症なら15日間経過した上で、症状改善後72時間たてば退院できる。変異型も同様の対応に変える。これまでは症状に関わらずPCR検査や抗原検査で2回連続で陰性になる条件などを求めていた。

変異ウイルスの入院患者を原則個室に入れる基準も病床逼迫の要因になってきた。改訂後は、変異型のうち各地で確認されている「英国型」はどの自治体でもほかの患者と同室を可能とする。

南アフリカやブラジル、フィリピンで確認された変異型についても、確保病床の使用率が20%以上の都道府県は換気徹底などを条件に別のコロナ患者と同室にしても「差し支えない」と明記した。

変異型は感染力や重症化のリスクが高いとされ、退院基準を従来型より厳格にしていた。コロナの感染再拡大で病床の使用率は各地で高まっており、仙台市周辺や神戸市では9割ほどに達した。自治体から基準見直しを求める要望が出ていた。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン