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経常黒字85%増の1.9兆円 5月、輸出回復が寄与

財務省が8日発表した5月の国際収支統計(速報)によると、海外とのモノやサービスなどの取引状況を表す経常収支の黒字は1兆9797億円となり、前年同月に比べ85%増えた。1年前に新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で大きく落ち込んだ輸出の回復が寄与した。

経常収支の内訳は①輸出から輸入を差し引く貿易収支②外国との投資のやりとりを示す第1次所得収支③旅行収支を含むサービス収支――など。

貿易収支は20億円の黒字だった。自動車などの輸出が伸び、前年同月の5125億円の赤字から収支が大きく改善した。輸出額は6兆1832億円で46.5%増だった。原油価格の上昇で輸入額も6兆1812億円と30.6%増えたものの、輸出の伸びが上回った。

第1次所得収支は2兆4518億円で18.8%増えた。海外子会社から受け取る配当金が増えた。サービス収支は2555億円の赤字で、赤字幅は前年同月から縮小した。海外で自動車など製造業の生産活動が回復したことに伴い、日本側が受け取る知的財産権の使用料が伸びた。訪日外国人の消費から日本人の海外旅行での消費を差し引いた旅行収支は169億円の黒字だった。

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