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1月の経常赤字1.1兆円、原油高で過去2番目の赤字幅

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財務省が8日発表した2022年1月の国際収支統計(速報)によると、海外とのモノやサービスなどの取引状況を表す経常収支は1兆1887億円の赤字となった。赤字額は14年1月(1兆4561億円の赤字)に次いで過去2番目に大きい水準となる。赤字は2カ月連続。原油高を受け、輸出から輸入を差し引いた貿易収支の赤字幅が拡大したことが響いた。

経常収支は貿易収支や外国との投資のやり取りを示す第1次所得収支、旅行収支を含むサービス収支などで構成する。過去最大の赤字額だった14年1月は中東情勢の緊張で原油価格などが高騰してエネルギー関連の輸入額が膨らんだ。

22年1月の貿易収支は1兆6043億円の赤字で、赤字幅は前年同月比で10倍超に拡大した。原油などエネルギー価格の高騰で輸入が8兆1663億円と約4割増えた。輸入額の増加は12カ月連続となる。輸出は6兆5620億円で15.2%増えた。

対中国の貿易赤字が拡大したことも響いた。2月1日の春節(旧正月)を挟む大型連休を前に、日本企業が在庫確保などで輸入を急いだ。中国の工場休止を想定した輸出控えの動きもあった。

サービス収支は7379億円の赤字で赤字幅は68.5%拡大した。輸入量の増加で海上輸送の運賃支払が増えたほか、日本企業が海外のSNS(交流サイト)サービスなどに支払う広告費が増えた。

サービス収支のうち、訪日外国人客の消費から日本人の海外旅行での消費を差し引いた旅行収支は123億円の黒字で4割減った。1月の訪日客数は前年同月比6割減と、新型コロナウイルス禍の長期化で低水準が続いている。第1次所得収支は1兆2890億円の黒字で横ばいだった。

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