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経常黒字42%減、2月で7年ぶり低水準 原油高響く

(更新)

財務省が8日発表した2022年2月の国際収支統計(速報)によると、海外とのモノやサービスなどの取引状況を表す経常収支の黒字は1兆6483億円と前年同月比42.5%減った。3カ月ぶりの黒字だが、原油高による輸入額の増加が響き、2月としては15年以来の低水準となった。

経常収支は貿易収支や外国との投資のやり取りを示す第1次所得収支、旅行収支を含むサービス収支などで構成する。2月の貿易収支は1768億円の赤字となった。原油などエネルギー価格の高騰で輸入が7兆4762億円と前年から34.2%増えた。輸入額の増加は13カ月連続。輸出は19.8%増の7兆2993億円だった。

1月まで、2カ月続けて貿易収支の大幅な赤字が経常赤字につながっていた。2月は中国の春節(旧正月)明けで日本からの輸出が増え、貿易収支の赤字が縮んだ。2月は米国債の利払いを受け取る月にあたり、第1次所得収支の黒字が2兆2745億円と高水準だった。このため経常収支は3カ月ぶりに黒字に転換した。

原油や穀物の高値は続く。3月以降は対中国の輸出増や米国債の利払いといった季節要因もなくなる。第一生命経済研究所の星野卓也氏は今後の経常収支について「黒字がさらに縮小しやすい状況になる」との見方を示す。

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