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首相、原発処理水の処分方法「近日中に判断」 福島第1

(更新)

菅義偉首相は7日、東京電力福島第1原子力発電所にたまる処理水の処分に関し「近日中に判断したい。まだ方向性は出していない」と述べた。海洋放出をする場合の対応を問われ「仮定のことは控える。いずれにせよ風評被害は最小限にする努力は絶対に必要だ」とも強調した。首相官邸で記者団に語った。

これに先立つ官邸での全国漁業協同組合連合会の岸宏会長との会談で、処分方法を巡る有識者の評価や風評被害について議論したと明らかにした。

地元の関係者の間で海洋放出への反対意見が多いとの問いに「福島県の皆さんにはそういう意見が多いことは認識している」と言明した。このタイミングでの会談となった理由には緊急事態宣言の発令など「新型コロナウイルスの問題で先送りされたなかで、きょうになった」と言及した。

岸氏によると、首相は処理水を巡り「海洋放出が確実な方法であるという専門家の提言を踏まえ、政府の方針を決定していきたい」と伝えた。協議には梶山弘志経済産業相も同席した。

政府は2020年秋に海洋放出の方針を決めようと試みたものの、風評被害を懸念した全漁連などから理解を得られず先送りした経緯がある。

政府は全漁連との協議結果を踏まえ、海洋放出などの判断を議論する関係閣僚会議を月内にも開く方向で調整している。処理水を保管する原発の敷地内のタンクは容量の残りが少なくなっており、海洋放出の判断を議論する。

福島第1原発では11年の東日本大震災に伴う津波の事故を受け、高濃度の放射性物質に汚染された水が発生している。東電が専用装置で主要な放射性物質を取り除いたうえで敷地内のタンクにためている。

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