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経常黒字86.6%減2290億円 7月、85年以降で最小

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財務省が8日発表した7月の国際収支統計(速報)によると、海外とのモノやサービスなどの取引状況を表す経常収支は2290億円の黒字だった。黒字額は前年同月と比べて86.6%減少し、7月としては比較可能な1985年以降で最小だった。原油価格の高騰や円安でエネルギー関連の輸入額が膨らんだことが響いた。

経常収支は輸出から輸入を差し引いた貿易収支や、外国との投資のやり取りを示す第1次所得収支、旅行収支を含むサービス収支などで構成する。経常収支が単月で黒字になるのは今年5月以来、2カ月ぶりとなる。

黒字額が前年同月から縮小したのは、貿易収支が赤字になったことが大きい。貿易収支は2021年7月に6063億円の黒字だったが、1兆2122億円の赤字に転じた。新型コロナウイルス禍からの経済活動の回復で輸出は増加傾向にあるものの、エネルギー価格の高騰で輸入額が輸出額を上回る状況が続く。

輸出額は前年同月比18.5%増の8兆5838億円と過去最高だった。米国やアジア向けを中心に自動車や半導体などの製造装置の輸出が好調だった。輸入額も同47.6%増の9兆7959億円と最も多かった。外国為替市場で円安が進み、原油価格は円ベースで前年同月に比べてほぼ2倍になっている。

海外からの利子や配当の収入を示す第1次所得収支は2兆4332億円の黒字で、前年同月比で23.6%増えた。日本企業が海外の子会社から受け取る配当金の増加が寄与した。

旅行や貨物輸送を含むサービス収支は7908億円の赤字で、赤字額は前年同月から1641億円拡大した。海外の企業に支払う知的財産権の使用料などが増えた。

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