立民・今井瑠々氏が離党意向 岐阜県議選に自民推薦出馬
立民幹部「極めて遺憾、背信行為」

立憲民主党の次期衆院選の公認候補に内定していた今井瑠々氏は7日、離党の意向を明らかにした。4月の岐阜県議選に自民党の推薦を得て立候補する方針だ。
自身のツイッターで「立民の泉健太代表に離党の意向を伝え、離党届を本部へ送った」と記した。「新しい世代の政治家として、自民系の議員として地域密着で活動することで子育て支援や地域活性化に関する予算・政策を実現させたい」と強調した。
立民は同日、今井氏の離党表明について「極めて遺憾で残念だ」とのコメントを発表した。自民党推薦候補となることに関して「支援者の期待を二重に裏切る背信行為で、有権者の理解が得られない」と批判した。
「資金面の支援も含めて全力でバックアップしてきた。突然かつ一方的な離党の意思表明」と触れた。17日の常任幹事会で党の対応を決める。
今井氏は2021年衆院選の岐阜5区に立民から全国最年少の25歳で立候補し、落選した。同年12月に次期衆院選の公認候補予定者になっていた。