1000円相当ポイント、月3%節電の家庭に付与 政府

政府は今冬に、電気の使用量を前年同月から3%以上減らした家庭や企業に買い物などで利用できるポイントを上乗せする。家庭には1000円相当、企業には2万円相当を付与する方針だ。電力不足が懸念される場合に電力会社の協力要請に応じて節電すれば、1キロワット時あたり最大40円相当のポイントもつける。
2022年12月から23年3月まで実施する。電力の小売り各社が家庭や企業の節電量に応じてポイントを還元する取り組みを進めており、政府がポイントを上乗せして支援する。経済産業省によると、節電プログラムを用意する電力小売りは250を超える。
家庭や企業は電力小売りの節電プログラムに参加登録すれば、家庭は2000円相当、企業は20万円相当のポイントを受け取れる。節電要請の期間中に電気の使用量を減らせば、さらにポイントが上乗せされることになる。小売りによっては、電気料金を値引きできる場合もある。
ウクライナ侵攻を続けるロシアをはじめ、海外からの液化天然ガス(LNG)の調達は難航も予想される。政府は今冬、可能な限りの節電を呼びかける。

世界的なインフレの波が日本にも押し寄せています。物価上昇はいつまで続き、経済や企業経営、人々の生活にどのような影響を及ぼすのでしょうか。国内外の重要ニュースや最新の解説記事をまとめました。
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