共産、ダブル選独自擁立へ 大阪「反カジノ」候補調整
任期満了に伴い4月に実施される大阪府知事選、大阪市長選の「ダブル選」を巡り、共産党は6日、独自候補を擁立する方針を明らかにした。カジノを中心とした統合型リゾート施設(IR)の大阪誘致反対を訴える候補で調整。月内の決定を目指す。
4年前の前回選は、政治団体・大阪維新の会が掲げる大阪都構想に反対するため、自民党推薦候補を支援した。今回は「自民は反カジノを明確にできない」と判断。大阪維新の対抗勢力が分散する可能性が出てきた。
共産党の柳利昭府委員長が大阪市内で記者団に明らかにした。大阪維新は府知事選に現職の吉村洋文氏、市長選に府議の横山英幸氏をそれぞれ擁立する。自民は擁立を模索するものの具体化しておらず、公認や推薦にはこだわらない姿勢も示している。
〔共同〕