高齢者ワクチン、1回目の接種1%未満 政府
政府は6日、新型コロナウイルスのワクチン接種状況を公表した。高齢者向け接種で1回目の接種を終えた人は21万人程度だった。65歳以上の高齢者3600万人の1%未満にとどまる。
首相官邸がホームページで明らかにした。都道府県からの報告をもとにしたもので、実際はさらに接種が進んでいる可能性もある。
高齢者接種は4月12日に始まった。都道府県別では大阪府で9789人、東京都で7753人が1回目のワクチンを打った。米ファイザー製のワクチンは3週間の間隔をあけて2回打つ。2回目の接種を終えた人はいなかった。
医療従事者向けの接種は、4月30日時点で258万人が1回目を打ち終え、対象者480万人の半数を超えた。2回目の接種を終えたのは104万人で、対象者の2割強だった。医療従事者の接種は2月から先行して始まった。