消費支出22年1.2%増、2年連続増加 経済正常化映す

総務省が7日発表した2022年の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は月平均で29万865円と、物価変動の影響を除いた実質で前年比1.2%増加した。プラスは2年連続。新型コロナウイルス禍から社会経済活動の正常化が進み、旅行や交通といった外出関連で支出が増えた。
同日発表した12月の消費支出は前年同月比1.3%減と2カ月連続で減少した。
22年の消費支出を構成する10項目を見ると、実質前年比では4項目で増加した。「教養娯楽」は8.2%、「交通・通信」は6.0%増えた。「食料」は1.3%減った。