サハリン2巡るロシア側警告、木原氏「コメント控える」
木原誠二官房副長官は6日の記者会見で、液化天然ガス(LNG)開発事業「サハリン2」を巡るロシアのメドベージェフ前大統領の発言に言及した。同氏が日本企業の参加がなくなると警告したことについて「コメントは差し控えたい」と述べた。
ロシア産石油の取引価格の上限価格に関して「今後、具体的な制度設計が行われる。主要7カ国(G7)と議論を進めたい」と語った。岸田文雄首相は現在の半分ほどの値段になるとの見通しを示している。
木原氏はサハリン2の運営をロシア側が設立する新会社に移すよう命じる大統領令に関して「外交ルートで照会をしている」と話した。「エネルギーの安定供給に万全を期す観点から、時間軸も含めてしっかりと対応する」と強調した。
メドベージェフ氏は5日「日本はロシアから石油もガスも手に入らなくなる。サハリン2への参加もなくなる」と通信アプリに投稿した。
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