台湾有事の集団的自衛権行使に言及 麻生副総理

麻生太郎副総理・財務相は5日、中国が台湾に侵攻すれば安全保障関連法に基づく「存立危機事態」と認定し、集団的自衛権の限定的な行使もありうると言及した。都内の講演で語った。
麻生氏は「(台湾で)大きな問題が起きると存立危機事態に関係しても全くおかしくない。そうなると日米で一緒に台湾を防衛しなければならない」と指摘した。麻生氏は政府の国家安全保障会議(NSC)の4大臣会合のメンバーだ。
中国の習近平(シー・ジンピン)総書記(国家主席)が中国共産党創立100年の記念式典で台湾統一を「歴史的任務」と語ったことにも触れ「台湾の様相が極めて厳しいものになってきた」と述べた。