臨時国会閉幕 安倍氏の追悼演説先送り、国葬議論せず

第209臨時国会が5日、3日間の会期を終え閉会した。参院選の期間中に銃撃を受け死去した安倍晋三元首相の追悼演説は秋の臨時国会に先送りになった。議題は参院議長の選出など限定的だった。安倍氏の国葬や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治の関係を巡る議論はなかった。
衆院議院運営委員会は同日の理事会で、安倍氏の国葬に関する閉会中審査を議運委で開くと合意した。具体的な時期は今後協議する。
野党は閉会中審査で国葬に加えて、旧統一教会問題や新型コロナウイルス対策なども取り上げる構えだ。
同日の参院本会議では尾辻秀久参院議長が、衆院本会議では細田博之衆院議長がそれぞれ安倍氏への弔詞を読んだ。来日中のペロシ米下院議長は衆院本会議を傍聴した。