河村氏長男が参院選に意欲 全国比例、二階派後押し

引退した自民党の河村建夫元官房長官(79)の長男建一氏(45)は5日、来年夏の参院選に比例代表の候補として出馬することに意欲を表明した。建夫氏が所属していた二階派の後押しを受け、年内に見込まれる党の第2次公認獲得を目指す。
建一氏は山口県萩市で開かれた建夫氏への「感謝の集い」であいさつし「参院の全国比例に挑戦しようと準備している」と述べた。建一氏は、先の衆院選で建夫氏が山口3区の公認争いで敗れたのを受け、地盤のない比例北関東ブロックから出馬し落選した。週内に党本部で2次公認に向けた面接を受ける予定。
集会に同席した二階派事務総長の武田良太元総務相は「衆院選の無念を参院選で晴らしていただきたい」と支援者らに呼び掛けた。稲田朋美元防衛相も参加し「全身全霊で応援をしていきたい」と強調した。〔共同〕