岸田文雄首相、殉職自衛隊員の追悼式参列

岸田文雄首相は5日、防衛省で開いた自衛隊殉職隊員の追悼式に出席した。任務中の事故などで犠牲になった隊員に哀悼の意を示し「国のために尽くし立派に使命を全うされた。尊い犠牲を無にすることなく遺志を受け継いでいく」と述べた。
首相は「日本の領土、領海、領空を断固として守り抜く、その強い覚悟で職務の遂行に全身全霊をささげた殉職隊員は誇りだ」と語った。「地域と世界の平和と安定に貢献するため全力を尽くす」と誓った。
2022年1月に航空自衛隊小松基地(石川県)所属のF15戦闘機の墜落で死亡した乗員2人を含む35人の殉職隊員を追悼した。殉職者は自衛隊の前身、警察予備隊の発足以降の累計で2054人となった。
追悼式には浜田靖一防衛相も出席した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で規模を縮小し、歴代防衛相らの参列は見送った。