年金3年ぶり増額見通し 1.8%試算、物価高で実質目減り
【イブニングスクープ】
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足元の物価上昇を踏まえ、2023年度の公的年金の額面上の支給額は3年ぶりの引き上げ改定となる見通しだ。給付を抑制する「マクロ経済スライド」が発動し、実質では目減りする可能性が高い。物価が前年比2.5%上がる前提の民間試算では、68歳以上の給付は1.8%ほど増える。差し引き0.7%程度、伸びを抑える。年金財政の安定に欠かせない給付抑制策が、物価高の局面で一気にくる。高齢者の負担感は強まり、景気回復...